神戸女学院大学音楽学部 同窓会 Club Fantasy
はじまして。唐澤まゆ子と申します。
この度、母校への感謝の気持ちと共に是非、若き音楽家志望の方のお力になりたくお役に立てばと、留学に関する相談窓口を開設致しました。私の経歴をご覧になるとキャリアが順調に開けている様に見えますが、海外での日常生活やコミュニケーション、同業者同士ではなかなか相談しにくい悩みや決断に迫られ、失敗や遠回りを数多く経験致しました。
これから留学を検討されている方、現在留学中の方を対象に、メールにて非公開でご相談の受け付けを開始致します。頼りになる先輩になれると幸いです。
<先生略歴>
1993年神戸女学院音楽学部声楽科を首席で卒業。同年パリ国立音楽院声楽科入学。パリ地方音楽院で古楽を学び、在学中日本人歌手として初めて巨匠ウィリアム・クリスティーと共演。ヨーロッパを中心に多くの劇場やフェスティバルに出演。ピーター・ブルック演出のエクサン・プロヴァンス音楽祭「ドン・ジョヴァンニ」の日本引越し公演が縁でCDデビューを果たし、東京を中心に日本でも10年間演奏活動。2015年出産を機に拠点をフランスに移動。現在、パリ国立歌劇場のコーラス団員を務めながら、ソリストとしても精力的に活動中。
今までもたくさんの学生さんのお世話をしてきました。みなさんとても丁寧で、教授の方々からも直接ご挨拶いただいております。そういう手厚いサポートの元、留学できる学生は、安心だと思います。
女学院の優秀な学生さんがもっと世界に出ていってくれれば、という思いからお手伝いをさせていただくことにしました。少しでもお役に立てれば嬉しいです。
豪州の音楽事情に興味を持った方へ、日本の音楽界と豪州の音楽家がつながるためのささやかな力になれたら、と思います。
夫も音楽家で、以前ブリスベンのオーケストラの指揮をしていた関係で、現在まで日豪の音楽交流活動をしてまいりまして、近年その活動貢献からオーストラリアの国から「名誉勲章」を頂戴いたしました。そんな状況ですので、女学院の後輩の方々に関しても、夫もきっと協力をしてくれる事と思います。
(尚ご主人様は、指揮者、朝比奈千足氏でいらっしゃいます。CF理事補足)
朝比奈加代
Queensland Conservatorium , Griffith University(QCGU)
Representative for Japan
<先生略歴>
3歳よりピアノを始める。神戸女学院大学音楽学部ピアノ科卒業。1974年英国王立北部音楽院(マンチェスター)のオーデイションに最優秀の成績で合格。
1977年~78年ベルリン国立芸術大学ピアノ本科(研究科)に留学。1977年、ザルツブルグ モーツアルテウム夏期講座終了。エルンスト・ザイラー、マックス・エッガ-、ローター・ブロダック、カルロ・ツェッキ、の各氏に師事。
ソロ活動としては1975年に大阪でデビューリサイタル開催。その後、国内各地でリサイタルを精力的に行なうと共に,国外ではロンドン、ベルリン、ザルツブルグ、バンコク、メルボルン、ブリスベンなどでリサイタルを行なう。
オーケストラとの協演は、大阪フィルハーモ二―交響楽団、京都市交響楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢、神戸フィルハーモニック、旧東ドイツ・ハレフィルハーモニー管弦楽団などの独奏者として招かれ、協奏曲を演奏。
また国内外での室内楽演奏会,サロン・コンサート、マスタークラスに数多く出演。同時に1971年以降オーケストラ・ピアノ奏者としても各地で演奏会出演。
1990年からグリフィス大学・クイーンズランド音楽院のピアノ科講師として勤務後、現在は当音楽院・日本代表として日豪の音楽交流活動を監督。